2008年の更新記録


12月22日−「ポーランドとEU」の文献目録に追加。なお今回から、追加分はその旨表示することにしてみました。それにしても、この業界も年々環境が悪くなっていますが(そしてその理由の大半は外部要因以上に、何も考えていない内部の人間にあったりするのですが…)、それでも我々は研究を続けて、その成果を還元していくしかないかと思います。なおこれで、おそらく年内最後の改訂です。みなさまよいお年をお迎えくださいませ。
12月8日−業績に追加。まだまだやることは色々あるようですが、とにかく今は研究を続けることが第一です。
11月26日-英語ページの一部改訂。報告準備はまだ終わってません。
10月31日−ブックマークのリンク切れの修正、およびEurostatへのリンクの追加。英語でかなりの情報が入手できるようになったとは言っても、やはり現地語ができないと困ることは多いです。特にバルト諸語やハンガリー語は、ちょっと読んでみるということができないだけになおさらで。
9月15日−「国際政治学」の講義用ホームページを開設(西南学院大学内からのみ接続可能です)。科研の申請時期が近づき、外部とのやりとりではあれこれ「研究を動かす」話が動いているのに対して、学内では全然違う話が動いていることに、焦燥感を感じたりもします。もっともこの背景には、学内では研究をしているのが多数派ではないという事実もあったりするのですが(最近執行部の一員として自己点検評価の文章を作成していて、法学部では平均すると一人年1本も論文を書いていないという、驚愕の事実を知ってしまったりして…)。
9月5日−「中東欧とラテンアメリカのいまを比較する」プロジェクトのホームページを設置。どのような形になるかはわかりませんが、このような「異種格闘技」から何らかの成果を導き出すことができれば、と考えています。それにしても、8月後半にヨーロッパに出ていた身としては、日本の残暑は辛いです。
7月24日−比較政治学の試験問題を掲載。一見やる気がないようでも実は意外に現実を見ていて、その現状についてきちんと勉強したいという欲求のある学生さんは、ある程度はいるようです。そういえば昨年度の国際政治学のコメントカードで、「従属論やマルクス主義的な国際政治学が一番国際政治の現実を説明している」という意見が予想外に多かったことにそのときは驚いたのですが、そのことがあったために『蟹工船』が若者に受け入れられているという現状は、逆によくわかったりします。いずれにしても、「世の中を自分の目で見て、それを批判するための力」をつけさせるのが大学における教育の重要なポイントであって、それは現在のぎちぎちの「教育改革」などで達成されるものではないと、個人的には思います(むしろ今のやり方では、そういう批判的な能力の育成の機会をつぶしてしまうことになるかもしれません。もっともそれが「狙い」だとしたら怖いですが…)。
7月8日−「ポーランドとEU」の文献リストに、試行的にgoogleのサーチを導入。ブラウザの「ページ内検索」と変わらないといわれればそれまでなのですが。
7月7日−業績に追加。原稿そのものは1年半前に書いたもので、今だと直したいところも多々あります。こういう「時差」はどうしようもないのですが。
6月24日−略歴他こまごまと修正。ありえないと思っていた「学会のおしごと」が回ってきてしまいました。とりあえずはよそに迷惑をかけるような事態だけは、回避したいと思います。それにしても毎週のように外に出ていると、他の大学で議論されていることと、自分の大学で議論されていることのギャップを、つくづく感じます。
6月17日−業績に追加。「他流試合」は面白かったですが、やはり同時通訳というのは隔靴掻痒な感じがしました。ちなみに今回は現在作業を進めている、先日の「大原社研」原稿の拡張版で報告をしたのですが、元の原稿の方はユーロリージョンに比べるとやっぱり反応が少ない気がします…
5月24日−業績に追加。足りないとはいえバーツはいろいろそろってきているので、あとはこれをどう組み立てるか、という段階です。
5月13日−「ポーランドとEU」ページの文献目録に追加。学内広報誌で自分の研究についての取材を受けたのですが、何も知らない相手に自分の研究をコンパクトに伝えるのは、やはり難しかったです(2008年の夏の号に掲載の予定です。掲載されたらリンクします)。
5月8日−「ポーランドとEU」のページ、および研究テーマのページを一部改訂。ようやく少しまとまったことが言えそうな「気がする」くらいのレベルには、研究が進んできました。もっとも研究へのモチベーションを維持するには、それ以外の各種の負担にかかるコストをどれだけ抑えるか、という問題が絡んでくるのですが。
3月25日−2008年度の「比較政治学」講義ページを開設(例によってこのページは、西南学院大学内部から閲覧可能です)。近年の教育ファシズム的な動向や、講義の内容そのものに関心を有していない一部の受講生への対処といった障害をいかに克服して「まっとうな」講義をするかが、今年の課題になりそうです。
3月20日−久しぶりに地域間協力のページに写真を追加。ゲルリッツ・ズゴジェレッツの国境では両方の街を結ぶバスもあり、また共同議会の開設の動きもあるなどそれなりに交流があるように見えるのに対し、チェシンの方はシェンゲン協定の発効により交流の障害が少なくなったにもかかわらず、それぞれの街は別のままという印象がありました。そういえばいつの間にか、カウンターが10000を超えていました。最近になって設置したものなのでキリ番とかにあまり意味はないのですが、どなたが10000を「踏んだ」のかは気にはなりますね。
2月19日−英語版ページ、業績目録など、細かい部分の修正のみ。入試と研究会報告1件がすんで、ようやく4月まで自分の仕事ができるという段階です。それにしても年々、研究と教育以外の業務が必要以上に増えているのみならず、教育に関しても妙な規制が無批判に導入されていくことには、危惧を覚えます。興味のない受講生に勉強させて一定の理解度に到達させるなどというのはまず不可能なことですし、そもそも大学の教育を研究と切り離してしまって「学生のため」のものにしてしまうことがよいことなのか、ということにも疑問を有しています(方向性は全然違いますが、芸人や役者の「養成学校」は、高い比率の一定数の役者や芸人を育成しなければならないなどとは、誰も言わないと思うのですが…)。
1月24日−国際政治学の試験問題を掲載。今年は少し難易度を下げてみました(穴埋めで一問、うっかり「読解」問題を作ってしまいましたが、意外に気がつかない受講生が多かったようです(^_^;))。
1月5日−「ポーランドとEU」の文献リストに追加。「副業」のはずのユーロリージョン研究の方が本業の社会政策研究よりも反響が多いというのは、ちょっと戸惑うところです。もちろんユーロリージョンの方が、関心が高いわりに正面から扱った研究は少ないということもあるとは思うのですが。
1月4日−シラバスを2008年度のものに変更。例年より開講科目が多いのは、演習で計量政治をやろうとしたら受講生が集まらず、演習を不開講にしたためです。残念ながら、研究(本業)と教育とを結びつけることは、西南レベルの大学でも難しくなりつつあります。


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